本校は、平成15年(2003年)に、それまであった市立横須賀高校、市立商業高校、市立工業高校の三つの高校の歴史と伝統を引継ぎながら、全日制・定時制ともに総合学科の高校として、開国の地“久里浜”に誕生した学校です。 久里浜は、三浦半島のちょうど真ん中にあたり、横須賀市の東部に位置しています。東京・横浜方面に通じる京急線とJR横須賀線の二つの駅があり、アクセスの利便性が高い便利な街です。 歴史的には、ペリー上陸の地として知られており、ペリー公園のペリー上陸記念碑やペリー記念館などで、開国までの軌跡を辿ることができます。ペリーが久里浜で米国大統領の親書を幕府側に手渡した7月14日近辺には、毎年「久里浜ペリー祭」が開催され、祭りのクライマックスを飾る花火大会においては、水面に映る雄大な花火が、夏の風物詩として多くの人々に親しまれています。 近年では、サッカーJリーグトップチーム「横浜F・マリノス」の新たな練習施設「エフマリノススポーツパークトリコロールベースクリハマ」が誕生しました。ホームタウンとして賑わう久里浜の新たな歩みが始まっています。 本校の特色は、個性化・多様化・弾力化をキーワードに生まれた総合学科であることです。 本校の生徒は、多様な科目の中から、自分の興味・関心、進路の希望に沿って授業を選択することができます。本校全日制では、8系列100科目以上の科目を設置しており、系列数や科目数の多さでは県内総合学科随一を誇っています。定時制の課程においても全日制との連携やインターンシップの導入等による幅広い履修が可能となっています。更には、全日制・定時制とも多彩な教職員や施設等の教育環境も恵まれており、自分の夢や目標を実現させるために、自らの意思でさまざまな取組を行うことができます。 また、学校行事や生徒会活動も盛んで、特に部活動は、運動部・文化部ともに豊富にあります。高校生活における部活での同級生・先輩後輩のつながりは、その後の人生において大きな宝物となりますから、ぜひ挑戦してください。 本校の生徒には、横須賀市唯一の市立高等学校で学ぶ人として、母校愛はもちろんのこと、横須賀の良いところをたくさん発見していただき、将来にわたって、横須賀の良さを世界に発信する人になっていただきたいという願いがあります。 そのために、横須賀市の特色と重ね合わせ、開校以来、海外短期留学や留学生の受け入れ、海外への修学旅行、更に入学時に生徒全員に自分専用のパソコンを持っていただき(全日制)、国際教育と情報教育に力を入れてきたことは、多方面から高い評価をいただいてまいりました。 今後とも、本校の学校教育目標(スクール・ポリシー)である「一人ひとりの良さを伸ばし、自ら学び、主体的に考え判断し、行動できる、心豊かでたくましく生きる力に溢れた人間を育成する」を実現すべく、教職員一同、全力を尽くしてまいります。
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米持 正伸 |
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